Piano Lesson BEYER [演奏と解説]93番(原書92番)&94番について
2022.08.31
3歳からシニア世代まで初めてのピアノ個人レッスン》
茨城県ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を
開いております稲野辺純子です。
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Piano Lesson BEYER [演奏と解説]93番(原書92番)&94番について
前回の92番に続いて93番もF dur(へ長調)で、
伴奏形も同じ3連符です。
しかし92番と違って曲全体を通して
左手が伴奏を担っています。
3連符の伴奏形を
美しく演奏するためには
右手と左手のバランスに
気をつけなければなりません。
左手だけでしかも弱音で
弾けるようになるまで
片手の練習をしましょう。
特にシのフラットは黒鍵のため
他の指より1Cm弱高くなっていますので
音に偏りが出やすいので
気をつけましょう。
4分の4拍子・Comodoコモド(急がないで)
右手のゆったりとしたメロディーには、
dolce ドルチェを意識し
歌っているようにしましょう。
同じ音形が2度繰り返される部分は
1度目はf(フォルテ)
2度目はp(ピアノ)エコーのように
1組に感じられるように配慮しましょう。
***
引き続き94番について解説しますね。
F dur(へ長調)/Allegretto(速めに)
伴奏形が16分音符の分散和音に
変化していますが、
93番と同様にシのフラットで
音の偏りが出ないようにしましょう。
右手には、F durのスケール(音階)が
212341234
という形で出てきます。
スラーの最後の音にもかかわらず
アクセントがついており
しかもcresc.(クレっシェンド)が
かかっていますので
8分音符分しっかり弾きましょう。
また同じ恩恵が2度出てきますが
珍しく1回目が p
2回目が f
になっていることにも注意しましょう。
この94番を弾くことで、
F dur (へ長調)に
馴染むことができるでしょう。
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最後に93&94番の解説動画を
アップしますので
ご覧になり理解を深めてください。
https://youtu.be/7zxsmqxMqwc
https://youtu.be/cgUjSHgGlnA