2022.02.03
【ピアノ講座】バイエル 76番 Beyer No.76について
茨城県ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を
開いております稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧くださり
ありがとうございます。
今日は、バイエル76番について解説いたします。
ここでは、臨時記号について学びます。
調号ではなく、
曲の途中で、必ず音符の左側につけて
その音を変化させる記号です。
♯ シャープ 嬰記号 半音上げます
♭ フラット 変記号 半音下げます
ナチュラル 本位記号 臨時記号や調号が
付かない音に戻します
臨時記号は、その小節の終わるまで有効で、
次の小節では、効き目はありません。
ですから9小節のフィス(#ファ)は、
2度目に#が付いてなくてもフィスを弾きますが、
次の10小節のファは、そのままのファを弾きます。
また、7小節のエイスeis(#ミ)ですが、
身のすぐ斜め右側に黒鍵はありません。
どこを弾けば良いのか迷うところですね。
実は、エイe(ミ)とエフf(ファ)は半関係にある為
エイスeis(#ミ)は、ただのファを弾けば
良いのです。
このように、元々の音(幹音)に対し、
臨時記号によって生じた音のことを、
派生音と言います。
この辺りになると楽典がたくさん出てきます。
道路標識を知らないと交通ルールが守れないように
さまざまな音楽の記号を知らないと
スムーズに音楽を表現することができません。
バイエルは、曲を弾く中で、順序立てて、
楽典を私たちに学ばせてくれています。
有難いですね。
私の解説動画を載せておきますので
是稚ご視聴ください。
https://youtu.be/vt7oIKujcMk