ブルグミュラー22番『バルカロール(舟歌)』の解説動画をアップしました。
2021.09.17
解説動画]ブルグミュラー 22番 『バルカロール(舟歌)』Barcarolle
ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を開いております
稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧くださり有難うございます。
***
ブルグミュラー作曲Op ,100-22
『バルカロール(舟歌)』の解説をいたします。
***
その前に、
まずは、作曲者のブルクミュラー
についてですが
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで
生まれます。
指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、
人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を
残してくれました。
皆様ご存じの
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか?
*******
それでは、『バルカロール(舟歌)』について
解説いたします。
As dur(変イ長調)・8分の6拍子
Andantino quasi Allegretto
(アンダンティーノ クアジ アレグレット)
歩く速さより少し早く、ほとんど、やや速く
『バルカローレ』という曲名は、
キャラクターピースとして、
ロマン派の多くの作曲者によって
作曲されました。
特にショパン作曲のバルカローレは有名です。
イタリアのヴェネツィアのゴンドラの舟歌をイメージしまよう。
水に都ヴェネツィアは、街の中を道路のように、
水路が張り巡らされています。
私も、30年前になりますが、サンセットに染まる
ヴェネツィアで、ゴンドラに揺られながら
カンツォーネを聴きロマンティックな
気分に浸ったのを思い出します。
冒頭の4小節は、船出前の様子。
次5〜8小説は、お客さんが乗り、「さあ出発しますよ!」
と言っているようなフェルマータ。
9〜12小説は、ゆっくり動き出す感じがします。
13~20小説は、いよいよ水路に入りました。
21~26小説は、少し景色が変わりました。
27~31小節は、船と船がすれちがったのでしょうか?
バランスが崩れましたね。少し船の速度を落としました。
だんだん夕陽が沈んできたのでしょうか。
39小説のlusingand(ルシンガンド)は、
甘く優しく
45小節のperudendosi(ペルデンドシ)は、
だんだん遅く、消え入るように
解説動画をYouTubeにアップしました。どうぞご覧下さい。
https://youtu.be/fXeVwATx2wg
ひたちなか市・那珂市 稲野辺純子ピアノ教室では、
ただいま秋の生徒募集中です
お気軽にお問い合わせください!