ブルグミュラー10番『やさしい花』の解説動画をアップしました。
2021.08.13
ひたちなか市・那珂市でピア教室を
開いております稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧下さり
ありがとうございます。
今回は、子供たちが大好きな
ブリュクミュラー25の練習曲より
10番『優しい花』をご紹介いたします。
その前に、
まずは、作曲者のブルクミュラー
についてですが
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで
生まれます。
指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、
人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を
残してくれました。
皆様ご存じの
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか?
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それでは、『やさしい花』について
解説します。
D dur(二長調)・4分の4拍子
Moderato(モデラート)
モデラートは、
イタリア語で「控えめな、節度ある」
という意味になります。
曲の冒頭に、delicatoとあり、
繊細に演奏して欲しいという
思いを感じさせます。
2音に掛かる細かなアーチキュレーション。
それに対し
5小節から8小節にわたる長いフレージング。
ニュアンスの違いを感じ取りましょう!
ABAの形式
になっており
Bの後半15〜16小説は、再び現れるテーマを
導くように演奏しましょう。
テクニックとしては、
13小節の前打音を柔らかく流れるように
左手のの4分休符のタイミングに
気を配ります。
Aの再現があり曲の終わりに向かいますが、
全く同じ音形であるからこそ
演奏の工夫により
曲の終了を伝えることが必要となります。
それでは、私のレッスン動画をYouTubeに
アップしましたのでご覧下さい。
https://youtu.be/baZAdl0rUMU