2021.06.12
https://youtu.be/f1e2h4UsynA
ひたちなか市・那市じゅんこピアノ教室
稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧下さり
ありがとうございます。
今回は、子供たちが大好きな
ブリュクミュラー25の練習曲より
『清らかな流れ』をご紹介いたします。
まずは、作曲者のブルクミュラーについてですが
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで生まれます。
指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を残してくれました。
皆様ご存じの
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか?
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それでは、『清らかな流れ』について
解説します。
G dur(ト長調)・4分の4拍子
Allegro vivace(アレグロビバーチェ)
アレグロは快活な速さで、
ビバーチェは生き生きと
という意味になります。
曲の冒頭にmormorando
(モルモランド・ささやくように)とあり、
小川のせせらぎが
聞こえてくるように
イメージしましょう。
テクニックとしては、前半の左手が
単純な反復なので、控えめに。
右手の2声の引き分けに
気を配ります。
右手の1の指が4部音符になっています。
まずこの1の指だけでメロディーを
繋いでみましょう。
次に1の指を伸ばさずに3連符を
軽くサラサラと引いてみましょう。
この2つの異なる動きをそれぞれ
自由に弾けるようになったら
合わせてみましょう。
1の指が抑えたままなので、
3連符の後ろ2つがそれにつられて
抑えたままにならないようにすることが
意外と難しいでしょう。
腕・手首の脱力が鍵となります。
後半は、左手のレガート奏法に対し、
右手の3連符の8分休符が、
もう1つの違うメロディーラインを
ズレながら紡ぎ出す役目を
担っています。