2021.06.10
ひたちなか市・那市じゅんこピアノ教室
稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧下さり
ありがとうございます。
今回は、子供たちが大好きな
『ブリュクミュラー25の練習曲』より
『無邪気』をご紹介いたします。
まずは、作曲者のブルクミュラーについてですが
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで生まれます。
指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を残してくれました。
皆様ご存じの
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなど
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか?
それでは、『無邪気』について
解説します。
この曲集で、初めての
F dur(ヘ長調)ですので、
譜読みの時にb (♭シ)を
落とさないように気をつけましょう。
Moderato(モデラート・中庸の速さで)
4分の3拍子なので
慌てないで弾きましょう。
4番の『小さな集い』で重音の
縦の線を意識した練習の後に
このように旋律的な曲を
配置しているところに
ブルグミュラーの
教育的配慮を感じます。
指ずらしから始まり、指くぐりに移行し、
音階練習にまで発展させています。
初めてのオクターブ記号は、
同じ音のパターンを使うことで
理解しやすいでしょう。
右手が16分音符の連続となる時は、
左手が付点2分音符
になっていますので、
耳を澄まして集中し、
右手の音を美しく
レガートに弾きましょう!
https://youtu.be/uJ2gY_w62zU