2021.06.05
今回は、子供たちが大好きな『ブリュクミュラー25の練習曲』より
牧歌 をご紹介いたします。
まずは、作曲者のブルクミュラー
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで生まれます。
指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を残してくれました。
皆様ご存じの
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか?
それでは、牧歌パストラルについて
解説します。
G dur 8分の6拍子です。
Andantino(アンダンティーノ)なので
Andante(アンダンテ)歩く速さよりは、
やや速く演奏しますが、
アラベスクの後ですと、
かなりゆったりと感じられるでしょう。
左手の音は、バグパイプの
持続低音をイメージしています。
右手のメロディーは、オーボエのように
美しく歌わせて弾きましょう。
バグパイプは、スコットランドが有名ですね。
留気袋があり区切りなく
音を出し続けることができ、
旋律は、オーボエのように
リードを振動させて音を出します。
パストラルとは、
羊飼いの笛の音楽ですので
装飾音符もゆったりと
美しく演奏しましょう。
https://youtu.be/XtHP2-4brjM