2021.05.26
当教室で、今まで使用したピアノは、
アップライトピアノを含めると
このピアノで、11台目になります。
ピアノの音色の変化は、
バイオリンとは全く違います。
買ったばかりのピアノは、
フエルトがふわふわで
とても柔らかい音がします。
赤ちゃんのようです。
弾き込んでいくうちに
フェルトに弦の溝ができ
音が鳴り出します。
この時期が1番好きです。
青年期です。
この時期を過ぎると、
音は、クリアになるのですが、
鳴りが強くなってきます。
全盛期です。
と同時に弦が次と切れ始めます。
フエルトに針を刺したり
フェルトを削ったり
なんとか工夫します。
どんな時にも、私の練習を
しっかりと受け止め
支えてくれますが、
これ以上削ると、木になって
しまう!!
ピアノは、時期によって
このような音色の変化をしていきます。
しかし今回は、
いつものこの流れでは
ありませんでした。
ここ2年ほど、
奏法を変えております。
それが原因かどうかは、わかりませんが、
フエルトの前に、鍵盤が
悲鳴を上げました。
鍵盤の総入れ替えは、
初めてです。
新しい鍵盤との物語が始まります。
もうしばらく
私を支えてくださいね!
ピアノさん。
鍵盤を総入れ替えした時の動画です。
あまり見ることのできない貴重なものです。
どうぞご覧ください。
https://youtu.be/biX26iPVx4I
見える部分は少しですが、
鍵盤は、かなり長かったですね!
ピアノ1台1台
鍵盤の長さは、違っていて
鍵盤1本1本は、
オーダーメイドの手作りです。
技術者の方々の熱い想いを感じます。
感謝しかありません。