2021.04.19
ひたちなか市・那珂市じゅんこピアノ教室の稲野辺純子です。
ハーバード流育脳ピアノレッスンのオンライン講義を受講しました。
素晴らしい内容でしたので、皆さんにお伝えいたします。
第1回 アメリカの音楽教育事業
<米国の音楽教育の歴史>
1636年:米国初の大学 ハーバード大学創設。
讃美歌集が編纂され、楽譜を読む教育が始まる。
1890年:イエール大学に最古の音楽学部が創設される。
1896年:コロンビア大学のリベラル・アーツ教育の一環として
音楽学部が創設される。
現在の米国では、総合大学の中に
音楽学部があるのがほとんどである。
2001年の9.11事件,2008年のリーマンショックの後
政府の予算がないということで、音楽教育が学校からなくなり、
音楽教員がリストラされるということがおこる。
すると、保護者から音楽教育の必要性を訴えかける動きが起こり、
音楽教育は、復活することができた。
<なぜ音楽学部が総合大学の中にあるのか>
ハーバード大学を例にとると、
リベラル・アーツとは、単に一般教養というより、
全人格教育といえるもので、
これに科学の教育を加えることで、
人間は比較分析力・判断力・表現力を獲得することができる。
このハーバード大学の教育理念の全人格的教育の7科とは、
音楽・文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文。
ハーバード大学生の半数は、何らかの芸術活動をしており、
年間450もの学生コンサートが開催されている。
様々な歴史的背景が、日本とアメリカでは、だいぶ違いますが、音楽が人々の心に素晴らしい恩恵を与えているという実感は、世界共通のものではないでしょうか。
この音楽の素晴らしさを、脳科学の研究から紐解いていきますね!
次回をお楽しみに!
次回は、<米国の研究論文からみられる音楽教育の恩恵>をお伝えします。