2021.06.14
ピアノを始めて丸4年の小3女の子。
ペースはゆっくりですが、着実に成長を感じさせてくれる生徒さんです。
始めた頃は間違えることがいやで、間違えてしまうと言葉が出なくなり、その先が弾けなくなってしまうというようなところがありました。
そんな時は途中でピアノレッスンを止めて、リズム打ちやドリルをしていたこともあります。
私は、何とか失敗をおそれずに弾けるようにしてあげたい、失敗しながら上達していくんだよ、という思いでレッスンしてきました。
4年たった今も間違えないようにという人一倍強い気持ちは変わりませんが、間違えたとき一瞬表情が曇ってから
「ううう~っ、まちがえてしまった…!^_^;」
と言葉にして、時には笑いに変えることができるようになりました。
今回、ディアベリの『エチュード』を宿題にしました。
初めてとしては素晴らしい出来栄えでしたので
お父さまに
「がんばりましたね!」
とお声掛けすると、なんと前日とレッスン当日の来るまでの時間だけで仕上げてきたのだとか!
たまたま学校の宿題をはじめ、やることが多かったのだそうです。
それでも何とかピアノの宿題も弾かないと!と
もの凄い頑張ったのですね。
「すごいです!感激しました!」
とお伝えすると
「ありがとうございます、(お子さんに)頑張ってよかったな!」
生徒さん以上にお父さまもうれしそうでした。
ひたむきに頑張って着実に成長する生徒さんをこれからも応援していきたいと思います。