2021.05.15
私は、レッスンで生徒さんが弾けないからといって、きびしいことは言いません。
でも、時にはきびしくしなければならないときがあります。
先日の小2生徒さんのレッスン。
どうにも拍子がとれないところがあり、このようにやってみて、と家での練習方法について話し始めました。
その間、生徒さん、ちいさい音でずっとピアノを弾いています。
「ここの説明をしているんだから聞こうね。」
まだ弾いています。
「(すこしつよく)先生の話、聞いてね!」
ちょっと弾くのをやめましたが、すぐ弾き始めます。
私、説明をやめてじっと生徒さんを見つめていました。
しぱらくして見られていることに気付いた生徒さん、やっと弾くのをやめました。
「○○ちゃん、学校の先生がお話ししているとき、どうするの?」
「…だまって聞く。」
「そうだよね?じゃあ、ピアノのレッスンも一緒じゃない?」
「…そうだね。ごめんなさい」
わかってくれたところで、はじめから説明をし直しました。
このあとの○○ちゃんのレッスン、とても充実したのは言うまでもありません。
生徒さん、ホントはみんないい子ばかりなんです。
ときどき、ふざけるというほどではないですが、こんなこともあるんですね。
でも、40分の大切なレッスン時間を1分たりともムダにしたくありません。
いつもはやさしい先生にきびしいこと言わせないでね♪