2024.09.14
先日「学校の音楽は、先生がこうやるんだよーってやったのをまねするの。だから楽譜はいらないの」
と小学生さんが話してくれました。
小学生になればリズムも音符も教えれば理解できますが、限られた時間の中での指導は手取り早く摸倣させるしかないのかもしれません。
ただ心配なのは、楽譜を読むのをすっとばして歌ったり演奏したりしていると、
音楽を理解するプロセスが育たない事です。
日本語は話せて分かるのに、文章やお手紙は読むことができない、といった感じです。
これは本当にもったいない事です。
流行の曲の楽譜を見てみると、途中で意外な転調があり、はたまた拍子が変わったり。
コード進行も案外王道だったり、などなど。
「なるほど」がいっぱいです。
ピアノという楽器にこだわらずとも、音楽を理解するには楽譜を読む事が一番です。
余談ですが、
大人の生徒さんが、「この曲を原調で時間がかかっても弾きたい。」とおっしゃる事があります。子供の頃に楽譜に接していないと、どうしても楽譜を読み頭で理解して鍵盤を下げる一連の動作が難しく、鍵盤の弾く場所をひたすら覚えて…
の場合が少なくありません。これはかなり大変です💦
子供の時に楽譜を読みながら弾く事を習ってきた場合、その脳の回路が構築されているのだと思います。
脳が発達する子供のうちだからこそ、楽譜を読んで弾く脳が育ちます!
音楽は情操教育といいますが、勉強とは別の脳を育てる事も大きいと感じます。
当教室ではリズムや音符の読み方を時間をかけて指導しています。
生徒さん曰く「学校での音楽は簡単すぎる」との事。得意があるのは嬉しい事です⭐️