2022.06.10
低学年の子供のレッスンでは毎回
「この音なんだっけ?」と生徒さんに質問しています。
カードだとドレミが読めるのに、楽譜の中だと?になったり、逆もあります。
耳で覚えて弾いているだけの場合もあります。
丁寧に指番号がふってあるテキストですと、分かり易い反面、音符を読まずに指番号を頼りに弾いてしまったりします。
そういった事を避けるため、習い始めは同じレベルで、できるだけたくさんのテキストで曲数をこなしてもらっています。
「音符読むのは得意!」と感じるようになったら、しめたものです😏
「急がば回れ」というのはまさにそうで、音符やリズムを自力で分かるまでは、弾く事やテキストを進む事は二の次にしています。
でもテキストが進まないと本人のやる気が衰退するので、「こんなテキストもあるよ~」「この曲知ってる?」などと別のテキストや曲にだいぶ寄り道します。
子供はある程度の数こなしが必要だと実感しています。ただしその生徒さんの様子を見ながらです(^O^)。
そんなこんなで、音符とリズムを自力で分かった上でやっと弾いていくようになります。
「音符読めるって凄くない?これから自分で色々ひけるね!」
と私のワクワクを伝えると
「まぁね。」なんて答えてくれます(笑)
生徒さんのご家族は、早くお子様が両手で流暢に弾ける事を楽しみにされている事と思いますが、やはり基礎がないと困るのは生徒さん本人です。
ご理解と大らかな気持ちで見守って頂けたらありがたいです(^O^)。