2024.12.12
とある音楽教室の講師募集の
説明会に行ってきました。
説明を伺っていると
初心者の社会人の方々が
多く所属する
音楽教室なのだろうと感じました。
一通りの説明が終わると
模擬レッスン体験がありました。
教室のスタッフさん(初心者)に
実際に体験レッスンをしてみましょう💡
との事。
ドキドキしながら、体験してみる事にしました。
体験レッスンらしく、最初はカウンセリングから始まります。
この日は、日中はお仕事をされている、未経験の紳士が生徒さんという設定でした。
この教室は
指導法や教本、楽器購入などのアドバイス、
全て講師に任せてくださいます。
レッスンは、普段通りに進んでいく。
至って変わりありませんでした。
レッスン後に、今後のレッスン回数や
ご自宅での環境作り(ピアノ購入に関して)
などのご希望を伺う。
すると
「月1,2回のレッスン希望、購入は暫く通ってから決めたい」
との事。
「これでも、上達しますか?」
と聞かれる。
芸事は、日々のお稽古と定期的なレッスンで
上達していきます。
日々のお稽古(練習)も、レッスンも
満足にできなければ、上達は難しい。
しかし、
「それでは上達致しません!」
などとお伝えするのも、違う気がしました。
折角、ピアノに興味を持ち
勇気を出して、体験レッスンという場に
一歩歩んできてくれた生徒さんに
そういう言い方はできません。
「一歩一歩、歩まれる事は可能かと思います」
「芸事の上達を第一に考えるのであれば、日々の練習と定期的なレッスンが必要です。」
「しかし、気分転換に教室へ赴いて、音楽やピアノに慣れ親しみたいという事であれば、とても素敵な時間となるかと思います。」
そのような事をお伝えしました。
「今は、電子ピアノよりもっと気軽な、鍵盤だけのキーボードなどもあり、国産に拘らなければ、2万くらいからあります。」
「場所も取らないし、移動も気楽に出来ます。」
「電化製品ですので、5年ほどで買い替えになるかと思います。そのタイミングで、ご自身にあったピアノを再検討されるという選択肢もありますね。」
と、お伝えする。
難しい質問が来ましたが、
実際、そのような生徒さんが集まるのでしょう。
マネージャーさんには、お褒めいただけました🥰
良かった。
もちろん、上達したいは大きいと思います。
ただ、それだけではなく、
出来る範囲で継続していきたい、
自分なりの楽しみを見つけていきたい
そういう気持ちにも向き合う事が
幅広い層の生徒さんに対応できる力なのだろうな、、、
などと、とても深く考えるきっかけとなった1日でした。