2012.09.28
全盲のピアニスト辻井伸行さんのことが書かれている本。図書館の児童書コーナーで見つけました。
『ピアノはともだち』
辻井さんの温かくキラキラした音色は本当に美しく感動します。どうしてあのような音色を奏でることができるのか、少しわかったような気がしました。
「僕は自然や芸術の美しさが心の眼で見えるんです。いつもからだのなかには、大自然のなかで感じる心地よい風が吹いています。小さいころから実際にその場にいって、音を聞いたり手でさわったり香りをかいだり、からだ全体で感じることでその美しさを体験してきました。そういう記憶をたくさんもっていることが、演奏にもいい影響を及ぼしているのだと思います。」
と辻井さんは言っています。
忙しい毎日ですが、心の眼を大きく開いてみてはいかがでしょうか?
地獄のような暑い夏は過ぎて、心地よい風を感じる季節になりました。銀杏の実が落ちていたり、虫の声もたくさん聞こえます。ご家族で季節の変化を感じる時間を過ごせるといいですね。