2024.12.12
先月末、高校の同級生のチェロリサイタルにてピアノ伴奏者を務めました。
約2時間のプログラム。
今年は、おかげさまでたくさん演奏の機会がある年でしたが(ちなみに今年、まだあります)
リサイタル級の大きな本番は中々なく、数年に(一生に多分数回)一度かと思われます。
よく演奏会に出演する、よくコンサートのポスターが貼ってある先生だな、と生徒や保護者に思われていると思いますが、リサイタルの伴奏がどれだけ沢山の曲を、練習や伴奏合わせをどれだけして本番に臨むか、生徒に説明すると、小さい子でも驚きます。
簡単にいうと「発表会でまるまる先生が弾いてる感じ」です笑。
今回演奏会にて、沢山の事を学び、未熟な部分に気づき、反省点もありましたが、生徒に最も伝えたい事は
「練習や努力は絶対に裏切らない」
という事です。
今回リサイタルに向け、何ヶ月もレッスンと家事、食事以外は、夜遅くまでピアノの練習に充てました。
曲数が多いことは勿論、ソリストの解釈に近づけるよう、テンポ感や間の開け方や音色、バランスなど納得がいくまで練習、また本番に緊張するのは当然なので、緊張しても崩れないように確実に弾けるように、などしていると、1日何時間あっても足りませんでした。
本番は、実は少しでも気を抜くと、変な音を弾くのではないか、という恐怖感です。
ご飯も喉を通りません。緊張で胃痛、なぜか鼻水も出ます。手に滝のように汗をかきます。
本番中、自分の心臓の音、聞こえます笑。
(恩師に「私には聞こえなかったわよ」と言われました笑)
しかし、深く呼吸し、いつもと同じ動きで、表情(多分顔で弾いてます)で弾いていると、冷静になれる気がします。
緊張はしても「努力や練習は、絶対裏切らない」そう思って弾きました。
本番はスポットライトがあたり、お客様が演奏を楽しみ、応援してくれ、拍手をくださいます。それは、それまでの地味で、孤独で、苦しい練習とは打って変わって、演奏者にとってこの上ない喜びで、幸せだと思います。
生徒が発表会やグレードテスト、コンクールなどを経験する時、このように人前で弾く事に関しては、永遠のテーマです。
私も緊張する人なので、よくわかります。
しかし、練習を自分なりに精一杯やっていて大きく失敗した生徒は今までいませんでした。
コンクールに出る生徒には、練習で120%にするように、これをよく話します。
うまくいかない時は、何か原因があります。
私も演奏する時、そう思うことにしています。
また、発表会などで、少し演奏にキズ(ミス)があったとしても、勿論反省の材料にしても良いと思いますが、緊張の中精一杯弾けた自分を褒めていいと思います。
これからも自ら生の演奏をする講師として、それを生徒に還元できるよう、努力し続けます。