2024.10.28
(おしらせ)
年内に演奏会2件、生徒のコンクールを控えており、ご迷惑をおかけしないため、年内の体験レッスンを休止しています。年明けの体験レッスンの受付はできますので、お問い合わせください。
中2生徒2人、中3生徒1人の3人が校内合唱コンクールにて、ピアノ伴奏者を務め、全員伴奏者賞を受賞する事ができました🥇🥇🥇
同中2生徒が特設合唱部の伴奏者を務めました。
学校でピアノ伴奏をする事は、ピアノを習う目標としたい事の1つでもありますが、ただ楽譜を追うだけではない難しさがあります。
まずは、譜読み力。大概の生徒が夏休み前に楽譜を渡され、練習します。
譜読み期間は約1ヶ月。
夏休みも挟み、レッスンが休みの場合もあるので、自分で譜読みができ、ある程度曲想をつける力が必要となります。
そして、練習の過程では、歌う人達が、必ず歌いにくい、合わせにくいところが出てきます。
はじめから完成系のテンポや弾き方ではなく、ゆっくり合わせたり、わかりにくい所では、歌う人達がわかるように弾いたりする事も必要となってきます。という事は、歌の所も理解していなければいけません。そして、自らも歌い手の気持ちになり、音楽を作る必要があります。
音楽の授業日数は意外に少なく、大概の学校では、授業以外での練習が必要となってきます。その際も、ただ合わせるだけでなく、指揮者と相談しながら、完成度を上げるために伴奏者としても、指導や助言を「友達に」しなければいけない場面もあります。
しかし、同級生という事や、想いなどもみんな同じではない、それぞれプライドもある、技術も経験もそれぞれ違うので、揉め事もよく起こるようです。
教室の伴奏のレッスンでは、毎回クラスの状況や、音楽の先生からの助言などを聞き出し、それに合わせて仕上げていきます。
例えば、合わせにくいところの弾き方だったり、全体的な声量やクラスの傾向によって、本番の楽器や場所によっても、弾き方を変えていきます。
時には、生徒が音楽に長年取り組んできた経験から、歌う生徒より上に立ち、さらに上質な音楽を提供し、フレーズ感であったり、音色であったり、ビートであったり、etc、歌をさらに美しく聴かせるような事もします。
今は、みんな伴奏者賞をはじめから獲りにいきますので、それらを踏まえて、どのような弾き方をしたら、伴奏者としてひき立ち、自然に美しく聴こえるか、人の印象に残るかなど聴かせ方も一緒に考えます。
それらの事を考えると伴奏者というのは、かなりのレベルのことをやっているのですね。
そしてさらに驚くべき事は、市内にはピアノを中学生まで習い、伴奏を弾くレベルの生徒がたくさんいるという事です。それだけでも素晴らしいことであり、受賞の有無に関わらず、自信を持つべき事と思います。