2024.10.09
発表会が終わり2ヶ月が経ちました。
アンケートや反省を書いていただきましたが、生徒も保護者も後ろ向きな感想や反省はありませんでした。
保護者の方のほどよい距離感を保った、本人の気持ちを尊重したサポートのおかげで、生徒は発表会に向けて努力し、本番でそれを出し切る力になったと思います。
保護者の方のサポートに心からの感謝と敬意を表します。
発表会を通して、生徒は頑張ったらいいことがある、努力は決して裏切らない、ということが少しわかり、自信になったと思います。
発表会のあとも継続的に努力することが身についてきたように思います。
ピアノの練習の習慣化は、とても大切なことですが、とても大変なことです。
1週間に1日だけ、1時間の集中練習よりも毎日数分の練習のほうが価値があります。
これは、ピアノには運動的な要素があり、時間をかけて身体に覚えさせるという事、学習的な要素だと、同じように頭で理解しながら弾くのには時間が必要ということです。
学校の勉強と似ている部分があります。
テスト前に「一夜漬け」私はした事ありません、と言いたいところですが、残念ながらした事があります笑。
毎日コツコツと積み重ねるという点では、勉強と似ています。小さなうちから、毎日ピアノの椅子に座り、練習ができていると、集中力が付き、それが机に変わっても、苦でなくなるように思います。
習い事としてのピアノは、保護者の方の望む事で最も多いのは「音楽は楽しんでほしい」ということです。
初歩のレッスンでは、子供達のワクワクするようなリトミックや、音楽活動をしながら、ピアノや音楽に親しみます。
みんな「たのしかったーー!明日も来たい!」と言ってくれます。
しかし続けていく中で、中々うまく弾けないことや、レッスンや練習が億劫になる事もあると思います。
講師は楽しくやりがいを感じてもらえるレッスンを心がけますが、正直楽しいことばかりではありません。
辛いことも、必ずほとんどの生徒が経験します。しかし、それを乗り越える事ができたら、成長できるチャンスだと思います。
保護者の方とは、常に連携を取り、生徒が今どんなメンタルなのか、よく観察し、話し合うようにしています。
音楽の習い事は長期的です。
しかし、長く続ける事ができたら、きっと、
「ピアノをやっていてよかった」と思ってもらえると思います。
当教室には14年目の生徒がいて、保護者にあの時先生に出会えなかったら、こんな人生じゃなかったね、と話すんです、と言っていただきました。
そのような生徒が1人でも増えるように、また短期間でも、ピアノを通しての出会い、その時間を大切にしていきたいと思います。