2023.11.25
最近虹を見ることが多いです。昨日も高瀬地区は、くっきりとした見事な虹が出ていました。
しかもダブルレインボーでした。
幸せのサインなんだそうで、見られただけで、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
娘が「向こうの田んぼから虹が出てるね、あそこに行ったら虹に登れるかな?」
私も子供の頃、同じ事を考えていました。
詳しい知識がないからこその子供の発想ってすてきです。
当教室では、感じる心をと題して、ピアノ教室だよりでこのような事を書きました。
ピアノを演奏する上で大切な事のひとつは、すらすらに弾く事だけではなく、その先にある、想像する事、音楽を感じ、表現する事だと思います。
小さな生徒のリトミック活動や想像する活動を通して、子供達の自由で柔軟な発想には、大人の私でもとても驚かされます。
その豊かな想像力が広がるように日頃から色々な経験が必要と思います。
それは、日頃の生活の中に隠れていると思います。
...季節を感じる事、外に出て景色をみる事、気温や湿度を感じる事、においを嗅ぐ事。
自然に触れる事、虫や動物に目を向ける事、色や質感を感じる事、音を聴く事、学校や幼稚園の普段の生活や行事。普段の何気ない家庭での生活や特別な日のこと。
きっとどのご家族でも何気なくしている事ばかりだと思います。
また、本を読むことも大切だと思います。
(当教室には小さな図書館があります)
これは、リトミック活動や、その先ピアノを表現していくためのヒントになります。
表現することは、決して難しいことではなく、小さな子のレッスンは、小さな子ならではの想像力で、表現力を引き出します。
例えば「おやすみしずかに」なら、寝ている動物さんを起こさないようにどんな大きさで弾いたらきれいかな?抱っこして寝てあったかいのかな?など。
また、f (フォルテ)が出てきたら、大きな太鼓くらいの大きさかな?動物に例えたら?
人に例えたら?p (ピアノ)なら?などです。欲しい音色により例えも変わります。
難しい曲を弾いている、上級の生徒も、このようなイメージを大切にしています。
作曲家の時代背景や楽曲の基本をおさえつつ、例えば上空50メートルを飛んでいるイメージ
だったり、些細な心の変化だったり。
物語仕立てにすることもありますし、音の響かせ方や、身体の使い方をイメージで伝えることもあります。でもそれは、小さな時の「動物さん」の頃のイメージがあってこそです。
美しいものを美しいと思える心、感じる心、共感する心を大切にして行きたいと思っています。