2021.02.05
多様性という言葉が広く浸透しつつありますが、
過日の森喜朗オリパラ競技大会組織委員会会長の「女性の・・・」の発言が物議を醸していますね
それに関しては私なりに感想もありますが、
今は多様性って何なのかということを考え
レッスンに絡めて述べさせていただきます
価値観は人の数だけ異なります
それがどのようなものでも
違いによって排除されるようなことなく、
違いを価値として認め合うようになることが
多様性を認めるということなのではないでしょうか
我が子達がNHKeテレを見ていた頃
金子みすゞさんの
「みんなちがってみんないい」
のフレーズがよく使われていました
私にとっては、とても心地良い言葉です
違いを価値として認め合うような社会への転換途中の今、私の周りで多いのが
身体的特徴やジェンダー、または性格だけではなく、よく似た頃にレッスンを始めたよそのお子さんと我が子をつい比べてしまうことです
本当に大切なのは
他人や社会の常識によって物事を判断するのではなく
レッスンを受けている本人の可能性を広げていくことだと思います
私の場合、そこにある個々の状態は
まるっと受け入れるのが当たり前の感覚になっています
同じ年頃で同じ時期にレッスンを始めたにも関わらず、レッスンの進度が違うと不安や不満を持たれることもあるかも知れませんが
それは子どもの成長の凸凹も
お家の生活環境も誰一人として同じ人はいないのだから、みんな違って当たり前なんじゃないですか?と言いたいのです
「先に習い始めたのなら先に進んでいないといけない」とは思わないでくださいね
私が大切にしたいのは
「天から一人ひとりに与えられた才能や個性をどのように磨きあげていくか」
ということです
ピアノを習いに来られる目的も様々です
演奏技術を身に付けて弾きたい曲があるから
ダンスなどの身体的表現に役立てたいから
脳のトレーニングに良いので 等々
なので当教室ではそれぞれの特性を理解した上で年齢も性別も経験も、
また発達障碍の有無も関係無くレッスンをお受けしています
(発達障碍については全てをお受けできるわけではありません)