2020.09.26
昨日、指導者向けのオンラインセミナーを受けました。
3〜6月は全てのイベントやセミナーが中止となり、お友達の先生方ともお会いする機会がないままでしたが、久しぶりに画面越しに皆さんのお顔を拝見し、嬉しく思いました。
セミナーでは、6つの曲について勉強しましたが、その中で「大きな古時計」の曲が印象に残りました。
この曲に出てくる時計は、イギリスのジョージホテルに今もあり、ホテルを経営していたジェンキンズさんの時計でした。時間がずれる事は1日もなく、1年中正確にホテルのお客様に時間を知らせていました。
でも、ジェンキンズさんが亡くなった時、時計も同時に止まってしまいました。そして今も、亡くなった11:05を指したまま置かれています。
アメリカの作曲家ワークは、仕事でイギリスに来ていましたが、この時計を見た時に感動して、一晩でこの曲を書き上げました。
この曲は大ヒットし、アメリカでは、大きな置時計の事を「おじいさんの時計」と呼ぶようになったのです。
「曲を弾く時、歌詞も読んで想像してみるといいですよ。」
「あなたは、どういう気持ちで弾きたい?と生徒さんに考えてもらうのが大切ですよ。」
このお話、素敵なエピソードだな、と思いました。
そして、その気持ちを、メロディーと左手のハーモニーの響きに乗せられたら素敵ですね!