2021.11.07
頭と指の連動
〜すべてはバイエルからつながっています〜
指を意識下でコントロールする方法の一つとして、速いパッセージは「喋る」練習を取り入れます。
大きく分けると階名唱と擬音唱の二つです。
階名唱は文字通り、階名(ドレミ)で歌います。
主にスケールや半音階をはじめ、細かくスピーディーなフレーズで取り入れます。
擬音唱は、曲の動きや音符の重量感等を擬音語で歌います。
由紀さおりさん&安田祥子さんのトルコ行進曲が近いです。(←正確にはスキャットなので、曲の動きと完全には一致しません)
どちらも、早口言葉のように滑らかに喋る練習を行い、弾きたい音と動きを明確にします。
このブログでも何度かお伝えしている「頭の整理」です。
まずは理想&イメージをしっかりと持つことが大切です。
その理想(喋り)に動き(指)をつけていきます。
早口言葉の練習は、体の余計な力みを解す活動にもなります。(力むと口がうまく回りません)
そして、ゲーム感覚で取り入れることで、練習を遊びの延長線上に持ってくることが可能です。
余談ですが、早口言葉は唾液の分泌量が増えますので、口腔内の衛生管理にも一役買ってくれる、とってもお得な活動です。
話を戻して。
「こう弾きたい」「こういう音が出したい」というイメージの先にテクニックがあることを感じる、とても意義のある取り組みと感じています。
意識下で指をコントロールできる感覚(弾ける実感)を感じ、気持ちよく演奏できるようサポートしております。
では皆さんご唱和ください。
さんはい!
しゃべねば しゃべねで しゃべれて言うし
しゃべれば しゃべたで しゃべなて言うし