2021.10.24
ショパンコンクール入賞者の皆様、本当におめでとうございます!
ショパンがこんなに素敵な音楽であることを、改めて感じた数ヶ月でした。
千里の道も一歩から
合唱コンクールの伴奏に挑戦していた生徒さん、取り組み始めは自力での譜読みに息詰まり、思うように進まなかったそうですが、レッスン後に弾けそうな気がする、と手応えを感じてくれたそうです。
譜読みは、単なるドレミの音読みではありません。
構成や音楽の動きを把握し、曲の理解を深めることが、結果的にミスの誘発を抑え、流れよく、曲に似合った音質で演奏することに繋がります。
音楽の動きとは、
例えばフレーズ。まずは正しいフレーズで歌えているか、そしてそのフレーズを弾くための運指ができているか。
つまり、音楽の動きと体の動きが連動できているか、エトセトラ エトセトラ。
楽曲分析(アナリーゼ)をし、曲を理解することが、気持ちよく演奏するコツと考えます。
生徒さんの多くは、分析を理解するための予備知識を持っておりませんので、鍵盤にとらわれず様々な方法でお伝えしております。
(ご興味ありましたら、過去投稿のブログをご覧ください。)
感覚的なアプローチが多いのは、こういった背景もあります。
私も生徒さんの隣で指揮をしたり踊ったりしています♪
言うなれば、音楽の動きを可視化するためです。
ただの陽気な人ではありません♪
曲の理解を深めたら、頭の中の整理整頓をし、音楽を体に馴染ませます。
「先生が隣で歌うと弾けるんだけど」
という悩みをいただきますが、これも、頭の整理整頓をすると良いです。音楽が動き出します。
仕上げは、演奏を録画し、演奏姿を見ながら(姿勢や動きが曲に相応しいかetc)客観的に聴くことを推奨しております。
合唱コンクールの開催が危ぶまれていた時期に、モチベーションを保ち練習を続けることは大変だったと思います。
生徒さん、よく頑張りました。
「もう一曲課題曲も弾けたかも…」と言っていたそうですが、レッスンを受けてそう思えるくらい自信と弾ける手応えを感じてくれたのなら幸いです。