2022.01.26
レッスンスタートの時は《ドレミファソ》だけで、片手または両手で弾く練習をしていきます。
たった5つの音、だと思われるかもしれませんが、最初は難しくて「できないよ・・」と涙目になる園児さんもいますが、どうぞご心配なさらないでくださいね。
だいたい日常で《指を1本ずつバラバラに使う動作》はほとんどありません。
それに《ソミミーファレレー》など順不同に動かす事もほぼないですね。
例えば《ドレミファソ》を《ソファミレド》や《ソミファレド》と並び替えるのは《あきもとみほこ》を《こほみともきあ》や《こみほともあき》にするのと同じことですから・・考えればとても不自然で変な事です。
それも!
両手で違う音を同時に弾くときは、さて私達の頭の中はどうなっているのだろう、とは思いませんか?
それでも、レッスンが進んでいけば、音感やリズム感もついて、指もうまく動いて、楽譜も記憶しやすくなります。
そうなれば徐々に練習もスムーズになっていき、つい鼻歌が出るくらいに楽しさも広がっていきます。
ですから、初心者の段階では、お家の方から「練習しなさい!」と言われても「できないからイヤ!やりたくない!」とのリアクションがあっても、練習の無理強いなどもなさらないで頂きたいのです。
ピアノ は《自宅練習》が必要ですが、成長の段階や個性によっても《生徒さんそれぞれのペース》を見つけて欲しいので、私の基本的な指導方針のいくつかを①②③と続けて書いてみました。
そもそもピアノって難しいのだから・・《自分で練習できるようになる》のにも《時間が必要》であると、保護者様にはあまり焦らずに温かく見守って頂きたいなと思います。