2020.09.25
ピアノ教室の運営方針は様々ですが、私は一人一人の生徒さんに手厚く対応したいので、レッスンは週2〜3日にしています。
振替やレッスン・発表会の準備などを考えるとこれが限界なのです。
そしてもうひとつの理由は。
10年ほど前に保育士の資格を、その後幼稚園と小学校教員免許も取得出来たので、週1〜3日程度で保育補助のお仕事もしているからです。仕事としての《二刀流》ですね。
時々「どうして保育の仕事を?」と質問されることがあります。
可愛らしい小さな子との触れ合いが楽しいからなのですが・・レッスンは短時間で《教育的な事》を、保育は《子どもの育ちをゆったり見守る事》なので、その違いがとても興味深いというのも理由です。
保育の仕事をする前から、私のお教室では「レッスンは4歳からお受けします」とお伝えしています。
ボタンを止めたり箸を持ったりすら難しい幼児さんは《ピアノを演奏するための身体》が未完成だと感じているからです。
もちろん個人差はありますが・・2〜3歳で個人レッスンをスタートして「上手く弾きたい気持ちなのに思うように弾けない」では練習嫌いになる可能性の方が大きいのは当然ですね。
生徒さんが園児さんでも小学生でも、《教育的》なレッスンに《保育》の視点を加えていく事、私にとってはとても大切な《二刀流》です。