2020.07.05
《遊ぶこと》は子どもにとってとても大切だと思っているので、長い自粛生活はとても心配していました。
学校が再開して「体育は何をしたの?」と聞いたら「とにかくたくさん走って疲れた!でも楽しかった!」という生徒さんが多くて大笑いしました。
長い自粛は別な意味で疲れましたものね。
遊びの中でも《鬼ごっこ》は、楽しくて体力作りにもなる、本当に秀逸の遊びだと思っています。
乳幼児から中高生になってまで、誰でも簡単に、大勢が飽きずに繰り返し遊べる《鬼ごっこ》は世界中で愛される遊びでもあります。
そして《鬼ごっこ》は、鬼も逃げる子も「上手くつかまえよう!逃げよう!」と考えながら、方向を変えて走ったり、慌てて止まったり、疲れて歩いたり、怖いようなドキドキ感、嬉しいような緊張感もたくさん味わっています。
遊びながら必要な《知恵》をつけ、楽しむために《ルール》を守り、時にはメンバーに合わせたルールにアレンジして、《心身ともに成長》していく遊びです。
音楽では《輪唱》があります。
例えば「かえるのうたが・・」の後から「かえるのうたが・・」と追いかけて歌っていきますので、なんだか《歌の鬼ごっこ》みたいです。
ちょっと複雑で説明が難しい《カノン》という手法もあり、これもいろいろなパターンで鬼ごっこしているみたいになっています。
鬼ごっこも輪唱もカノンも、追う方・追われる方が対等で、近づいたり離れたり、引っ張り合うような緊張感が《楽しいドキドキ感》を作ってくれますね。
いずれも楽しく繰り返すうちに、気づくといろいろな力がついている《遊び心あるツール》だと思っています。