2022.12.02
先日、偶然出先でピアノを教えていることを話す機会があったのですが、
お子さんにピアノを習わせようと連れて行ったら、鉛筆をうまく持てなかったりする子にはまだ早いと言われたという話を聞きました。
そういった方針の先生がいることは聞いたことがあったのですが、身近では初めてでした。
お母さんはとてもそのことを気にしていて、いつ習わせ始めたらいいのかと相談してきました。
私は、小さいうちから習わせるのは悪いことではないと思っているので、お子さんのやる気がある時が1番ですとお伝えしました。
ここでお伝えしておきたいのは、前述の先生の方針が間違っているわけではないということです。
理論的に楽譜を理解して弾くことができるのは、教えてきた体感ですが、大体4歳くらい(年中さん)。つまり、鉛筆を持って字を書き始めるくらいの時期です。
その時期の方が確かに理解は早いです。
ただ、理論だけでなく身体でリズムを楽しんだり音を楽しんだり表現したりは、早くからできます(私の娘も1歳過ぎて歩けるようになってからはよく踊っています)。
教室によって方針は異なりますので、それを知るための体験レッスンかなと考えております。
例えば今体験をしてまだ早かった・教室が合わないと親御さんが思ったのであれば、1年後にもう一度体験をしたり別の教室にいってみたりしてください。
もちろん自分の教室に生徒さんが来てくれることが1番嬉しいですが、生徒さんに1番合う教室で音楽を楽しんで学んでくれることはもっと大切です。
次回、小さい生徒さんの習うきっかけについて書こうかなと思っております。ご興味ありましたらまたぜひお読みくださいね。