2024.06.20
子どもたちに使っている教材に、こんな言葉が書いてありました。
「旋律はよく歌って弾きましょう」
「旋律」は、メロディーのことだよ、と説明したのですが、ピアノで「よく歌って弾く」ってどう言ったら伝わるんだろう? と、ちょっと考えちゃいました。
私自身が、ピアノでの「歌って弾く」を説明してもらったことがなく、音楽をやっている中でなんとなくいつの間にかわかるようになった感じなのです。
それに、「歌う」は言葉だけで説明できることではないんですよね。
言葉で説明するより、やってみたほうがわかりやすいかも?
ということで、一緒に何回かメロディーを歌い、「今歌ったのを、世界一歌のうまい人が歌ってると思って弾いてごらん」と伝えてみました。
そしたら、見事に「歌って」弾けたのです♪
「想像すること、イメージすること」の力を改めて実感しました。
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音楽のことって、言葉では説明できないこと、言葉で説明するけど「言葉」にとらわれてほしくないことも、多々あります。
そんなときにどう伝えるか…
それを考えるのも、レッスンの中でとても興味深くて楽しいことの一つです。