2020.04.08
今日は今年で一番大きな満月
の日なのですね。
しばらく、庭に出て椅子に座り
月を眺めておりましたら、
心に流れてきた曲は、
ドビュッシー(フランス)の月の光でした。
とても美しいのですが、切なさと言いますか、
不安定さ故に、怖ささえ感じます。
ドビュッシーは、音楽についてこのような
言葉を残しています。
「音楽は色彩とリズムを持つ時間
とからできている」
これは何だか、月に似ていますね。
月の放つ輝き、天の色彩は、
毎夜、毎夜、違うものであり、
満ちたり、欠けたり、
一定のリズムで、姿を現します。
そうして、私たちは、
夜にだけ出現する月に魅せられるのです。
先に話した、美しさと怖さは
うらはら一体となって、不安定な魅力を醸し出します。
どう感じるかは、
その時の人の精神状態も関係してくる事でしょう。
今日のスーパームーンは、
音楽について考えた静かな夜でした。