2013.11.30
2013年11月23日(土)
ジャン=マルク・ルイサダ ピアノリサイタル
川口総合文化センター・リリア音楽ホール
Program
ショパン:マズルカ
(予定のOp.24の4つのマズルカの他に7曲追加)
マズルカ Op.67 No43 No44 No45 No42
Op.68から3曲 No46 No47 No48
Op.24 No14 No15 No16 No17
モーツァルト:幻想曲 二短調 K.397
ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
・・・・・・・ PAUSE ・・・・・・
ドビュッシー:前奏曲 第1巻より
第1 /2 /6 /7 /8 /10 曲
ショパン:ワルツ 第1番 第3番 第4番
第13番 第14番 第2番
~「あれ?舞台に椅子が2つある、、」
なかなか興味深いコンサートが始まりました。
マズルカの時は、ある意味一番聴きたかったのに、食後の風邪薬のせいか、睡魔との戦いになってしまいました。
いつもは、そんなことはないのですが、かなり苦しかったです。
そんな中での印象は、まるでパリの有名パティシエが飴細工を使ったケーキを作っているみたい......でした。
音に羽が生えているような、そんな感じ。
モーツァルトは、これまた斬新と言いますか、もしここにモーツァルトに一家言を持つ方がいらっしゃったら、「何だ?これは?」というような普通は強調させない音を、とても大切に扱ったりとか、聴いていて思う事が色々ありました。
でも、面白かったのは、私自身ですが、このモーツァルトの幻想曲と、ピアノソナタ 第11番に一番感動しました。
トルコ行進曲が終わった時に、胸が詰まってふと泣きそうになっていて少し驚きました。
~この記事を書くのが遅くなったのは、色々考えることが多かったからです。~
ドビュッシーは、一番ルイサダ色を感じさせない演奏だったように思います。
逆に言ったら、あまりピンと来ませんでした。
さすがに最後のショパンは良かったです。
でも、手放しに喜べなかったのは、曲が終わっていいなあ~と思う瞬間にダンパーペダルを踏んだまま、次の曲のページを自身で捲り始めたりするところでしょうか。
曲によっては、譜捲りの方に任せていましたが、1枚ペラっと落ちそうになったり、、、。
コンサート用に製本されれば良いのでは、、とか、つい考えてしまいました。
全体的に考えて、サロンコンサートがしっくり来るピアニストというような印象を受けました。
その笑顔や、ファンサービスに、明るい気持ちを貰えた気がします。
ファンが多いのも頷けます。
~サイン会があるという事で、この機会を逃したら、もう無理かもしれないと考えてCDを購入しました。
「握手はしてくれないかも」
とか、隣の方たちの話が聞こえたのですが、すぐに握手をしてくれました。
思わず力を込めてしまったのですが、思ったより柔らかくて、骨が細い印象を受けました。
で、何故2回握手が出来たかといいますと、欲しかったショパンのCDが無かったため、
シューマンのCDを選んだのですが、やはりショパンを購入する人の方が多かったようで、
「Oh~、シューマン?(嬉しいな)」
と笑顔で再び手を差し出して頂いたのです。
内心(いいのかな?)
と思いながら、今度はそっと握手させて頂きました。(笑)