2013.10.06
今日は荻窪まで、車で行ってまいりました。
本当に時々ですが、車で出かける時もあります。
1時間位で到着しました。
そう、以前ここで記事にしましたPIANO三重弾(さんじゅうびき)のコンサートが、杉並公会堂の大ホールで行われました。
ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、スタインウェイの世界3大ピアノの弾き比べというのも、なかなか興味深いものがありましたが、何よりも、個性的な3名のピアニストが、2台、または3台ピアノで演奏する面白さに引き込まれました。
全ての曲に魅了されましたが、特に
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲と、関本昌平氏のスクリャービンの練習曲が心に残りました。
やはり、関本さんのソロが聴いてみたくなりました。
3名とも、それぞれ素晴らしいテクニックと感性があり、時には相反するような場面でも、個々の攻めと守りを他者の音楽に上手く融合させることによって聴衆をさらなる感動の世界へと導いてくれました。
本当に個性のぶつかり合いが、聴き手にすると、とてもスリリングで、エキサイティングでした。
英雄ポロネーズも、個々で弾いた方が楽なのだろうなと思いながら聴かせて頂きました。
他の曲でも、3台のピアノが鳴り響いて、まるでオーケストラの演奏を聴いているような感覚に陥る場面もありました。
関本昌平さんは、とても品のあるピアニストだと思いました。
でも、大人しいだけでは勿論なくて。
ロビーでサイン会が行われていましたので、CDを手に取ると、ちょうど練習している曲が入っていました。
早速購入しまして、サインして頂きました。
握手もしていただきまして、手の大きさにビックリ。
柔らかくて素敵なピアニストの手でした。
帰宅しまして、早速CDを聴いて、これまた幸せになりました。
ああ、やっぱり、すごいな。
自分で勉強していると、良く分かる事があります。
やはり、演奏は洗練された印象がありますが、ちゃんと訴えかけてくれます、そう正にこんな演奏に憧れます!という音がCDから溢れ出ました。
Bravo!
関本さんに握手して頂いた手で、同じ曲を弾いてみました。
前より、良くなったのでは?と思いました。(笑)
(アルバムの中の1曲に過ぎないのですけれど、ね。その1曲に悪戦苦闘しています。自分なりに頑張りたいと思います。)
これは多分CDだけ聴いたのでは、そこまでは行かなかったのではと思います。
やはり、良い音を生で聴いて、演奏家とその空間を共にする事が、次へのステップとなる気がします。
今日のコンサートは、小学生の皆さんにも聴いて欲しいようなものでした。
機会がありましたら、是非クラシックコンサートにも、お出かけください。