2023.12.03
11月18日に美里町遺跡の森ピアノコンクールのC部門が開催されました。
前日は天気が悪かったのですが、何て清々しい朝なのだろうと思うくらいその日の朝は気持ちが良かったです。
いつもは運転する車の中で思ったりするのですが、ちょっと良い感じはしました。(天気で結果が決まる訳ではないのですが)
C部門に金子周世くんが参加されました。
昨年お兄さんの育叶くんが町長賞を受賞されたので、自分も出たいと考えたようです。
ただ、出たからといって必ず賞が貰えたらコンクールではない訳で、やはり周世くんは未知数でした。
はっきり言って五分五分だよね、と本人にもつい言ってしまいました。(ごめんなさい)
補足ですが、これはやはり周世くんはコンクールの経験値が低いため、また挑戦するのがC部門のためそう言いました。練習しないとか、出来ないとか、そういう意味ではありません。
でもこの曲なら優秀賞取れるかも、と選んだのはバルトークでした。
子供のために、ルーマニア民族舞曲、ミクロコスモスなど、少しは勉強したりしてきたつもりではありましたが、こう弾くべきという正解があるとして、もし勘違いして別の方法(解釈)を選んでしまったら、、など心配もありましたが、一度私も挑戦したかった曲に挑戦してもらう事になりました。
前半のメロディーが中間部を挟んで後半にも出てくるため、聴いた感じは最初が出来れば後ろも出来るだろうというような曲なのですが、左手が意地悪されてるのではないのかと思うくらい微妙な変化があって、またそれが曲の構成上素敵なわけなのですが、取り組む側としては難しかったです。
今回1番良かったのは、昨年お兄さんが入賞しているので、自分もちゃんと練習すれば難しい曲でも弾けるはずだ→弾けるようになれば、入賞出来るはずだと強く思っていた事だと思います。結構難しい1ページ目をある程度弾けるようになるまでの時間が短かったです。あと、何となくこの曲が周世くんの雰囲気に合っていたことも良かったのではないかと思います。
中間部も速さがあり、♩=150はとても速いので、ここはそこまで無理しなくても良いのではないかな?と言っていたのですが、最後には余裕で弾けるようになっていました。
周世くんの面白いところは、頭で理解するというより、本能(感覚)で理解するというような不思議な力がある事です。こちらが期待する以上の演奏をコンクール直前で見せてくれました。褒めるとニカッと笑うのが印象的でした。
また直前のコンクール会場でのホール練習に付き合う事が出来たのですが、音が思っていたように鳴らず少々ショックを受けました。
これはもっとしっかり弾かないと、ということになり、最後の週は指の訓練とかしてました。
その甲斐もあってか、当日はちゃんと練習通りの音が聴こえました。良かったです。
昨年お兄さんが入賞しているので、どうしても入賞して欲しいとは思っていましたが、結果は出るまで分からない事もあります。
今年は5つある賞が4つになってしまいました。大丈夫かな?と心配しましたが、まず、優秀賞に選ばれ、
第3位の教育長賞で名前を呼ばれる事が出来ました。
安堵と嬉しさを同時に味わう事が出来ました。
おめでとうございました🎉
本人は舞台がとても楽しかったようです。