2022.10.24
教室の金子周世くん(小学5年生)が、10月10日(祝)に
練馬地区で行われた地区大会に出場し、優秀賞を受賞されました。おめでとうございました。🎉
以前お姉さんが同コンクールに出場されています。その時は私も初めてのコンクールだったのと(初めてだから入賞出来ないという意味ではなく、選曲についてもう少しリサーチが必要だったと感じました)お姉さんのMちゃんが緊張するタイプだったのに緊張しないと誤解していたこともあり、優秀賞に残念ながら届きませんでした。
なので、今回は是非入賞して欲しいとは思っていましたが、周世くんは実は初めてのコンクールでした。美里町遺跡の森ピアノコンクールには参加しましたが、S部門で皆が努力賞という初めてのお子さんの為の舞台なので、演奏に点数が付くというのは初めての経験です。
「来年もあるから、あまり気にしないで」といいましたが、本当に未知の世界でした。
まず、4曲くらい候補を上げて選んでもらいました。周世くんらしい軽やかな曲を選ばれたと思います。
練習に入って最初の頃は、周世くんはテニスも頑張っているので(土、日はほとんど1日練習で、平日もレッスンの前日がテニスだったりします)疲れていて、眠いのを必死に堪えている感じでした。指使いを直した時に、ある箇所だけ3回めのレッスンでも直ってない時があり、可哀そうだとは思いましたが
「3回もやっていて直せないんだったら、コンクールは出ない方が良いよ。」と厳しく言いました。
すると周世くんはハッとした顔をして、次のレッスンには完全に直して来ました。
また頭が濡れている時があり、「水でもかぶって来た?」と聞くと頷いていました。(8月の話です)
そんな努力もあり、みるみる上達して行きました。
面白かったのは、こうやって弾いてみて?
と手本を見せると、周世くんがほとんどそのまま再現してみせた事です。
普通は身体の動きとか、抑揚(強弱、テンポ)全部を真似するのは難しいと思うので、少々大袈裟に弾いたりするのですが、ほとんどそのまますぐに真似出来る感じでした。
なので、あまり極端に弾くとそのまま弾かれてしまうので、本当に弾いて欲しいように演奏しないとマズイという事がありました。(笑)
ちょっとビックリしました。
ただテニスもかなり頑張っていて、直前の大会で準優勝だったとか話してましたので、次のレッスンの時に忘れてしまう事も多少あったとは思います。
お姉さんと違ったのは、何回訊ねても
緊張しない!と即答していた所です。
どうも練習で、1回は弾き直したり、音を外したりしていたので、前日にマスクを外して弾いてもらったらそれまでで1番上手に弾けました。当日本人はマスクをする予定だったようですが、外すことにしました。(特に運動をやっているようなお子さんにはマスクは息苦しく、苦痛に感じたりしていると思います。最後に気付いて良かったです。コンクールでは、マスクは外しても外さなくても良いという事でした。)
本番が1番良い演奏だったと思います。(これもある意味すごいです)
「とてもステキな音色を持っていますね。
音色も沢山あり、表現も豊かでとてもステキでした。」と良い点を付けていただいたりして、本人は嬉しかったと思います。
ファイナルはテニスの新人戦と被ってしまい参加出来ず残念ですが、今回の挑戦はピアノに対する自信にも繋がったと思います。両立は大変だと思いますが、頑張ってください。