2022.05.04
4月17日に全電通ホールにて、カワイ音楽コンクール東関東・埼玉大会が開催されました。
花巻美夏さんが出場され、奨励賞を受賞されました。おめでとうございました。
美夏ちゃんはコンクールを小さい頃から希望されていましたが、それだけでなくチェンバロの講座を受けたり、吹奏楽の演奏会に足を運んだり、音楽に関する体験を沢山積まれて来ました。
それは美夏ちゃんのお母さんのお力が大きいと思います。音楽に関するアンテナを張り巡らせていて、ピアノに関する情報を私も教えていただいたりしました。
そんな積み重ねが、今回の東関東・埼玉大会出場に繋がったのだとも思っています。
美夏ちゃんはとても優しいお子さんです。演奏を聴いても感じます。
それ故に、表現が大人しいところがあります。
コンクールでは、どちらかというと積極性が求められると思いますので、点数を取るのが難しい時もあると思います。
今回の大会では他にも練習しなければならない曲が出来てしまい大変でした。
その中でもレッスンで伝えた事を理解して、自分のものにして演奏出来ていたと思います。
素敵な演奏だったと思います。幼少期からの美夏ちゃんを振り返って、とても感慨深かったです。
他の方の演奏も刺激的で勉強になりました。
これからも色々な曲に挑戦して、ご自身の可能性を広げて行って欲しいと思います。
*・゜゚・*余談ですが、全日本ジュニアの時は全国大会入賞者は本人の名前の他に指導者の名前が出るので、それを目指して頑張ってくれたそうです。ありがとうございました。*・゜゚・*:
〜コンクール指導をしていて感じる事は、やはりコンクールに参加すると集中力や、本番に対する曲の完成度が上がり、普通のレッスンでは到達する事が難しい纏まった演奏が出来るようになるという事です。
なので、本来は結果を追い求めるというより、進化していく姿を観察し、その生徒の足りない部分や力のある部分を引き出して行くのが指導上の理想だと思います。
そのためには本人の弛まぬ努力と、それをサポートする保護者の協力が必要になって来ます。
なので、コンクールに出場する人は自ずと限られてくるとは思います。
もちろんコンクールが全てではないので、普段のレッスンで個々の置かれた状況に見合った指導することにより、個人差はあると思いますが確実に進歩するレッスンを心がけていますし、皆さん上達されていると思います。
コンクール記事を書くのは、努力した生徒さんの事をお伝えしたいからです。
コンクールに出て欲しいという思いからではありませんので、よろしくお願いいたします。〜
※写真はイメージです。