2020.10.04
9月26日に、第39回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールのピアノ部門小学生高学年の部の全国大会が、小松川さくらホール・多目的ホールで行われました。
教室の小学6年生の花巻美夏さんがその全国大会に出場されました。
電車に乗るのを躊躇っていた私を、花巻さんが一緒に車でと誘ってくださいました。
おかげで美夏ちゃんの演奏を聴く事が出来ました。
美夏ちゃんは、全国大会のステージで堂々と演奏出来たと思います。とても豊かな響きが、ホールに溢れていました。
せっかく会場に連れて来ていただいたので、前後数名の演奏を聴かせていただきました。
久しぶりに生演奏をホールで聴けて、コンクールという場所ではありましたが幸せでした。
そしてそこに美夏ちゃんが出場しているという事実も、感慨深いものがありました。
全日本ジュニアクラシック音楽コンクールは、このトピックスにも毎年書かせていただいているS先生に、数年前に教えていただいたコンクールです。
その当時は、まさか自分の生徒が出場出来るようになるとは考えていませんでした。
S先生の小学3年生の生徒さんが全国大会のホールで難度の高いベートーヴェンのソナタを弾かれていました。
ピアノを勉強しながら、コンクールも参加したいと考えていた花巻さんに「とても難しいですが、こんなコンクールもありますよ。」とお話したのが、その生徒さんと同じ小学3年生の時でした。
他のコンクールやチェンバロの講習会などにも参加しながら、全日本ジュニアクラシックに初挑戦したのが、小学4年生の冬でした。
その時は、あと数点足らずで本選を通過する事ができませんでした。その数点取るのが、本当に難しいと感じました。
ただ、今から思うと全日本ジュニアの全国大会を目指すという目標が出来て、色々と大変な練習にも耐えられたのではないかなと思います。
長めの曲を少なくとも2曲は用意しなくてはならないので、普段からきちんと練習を積んでいないと出場は難しいです。
また練習を積んで6年生でまた挑戦しましょうと決めたものの、もっと曲も難しくなってくるだろうし、どうしたら上手く行くのか?と色々と悩んだ時もありました。
本人の努力とそれを支えたご家族の協力があり、今回入選という賞をいただくことが出来たと思います。
やはりコンクールに出場する以上入賞を目指しますので、時には厳しい事を言ってしまう事もありましたが、美夏ちゃんは負けずについて来てくれました。
注意したことが、レッスン中に出来なかったとしても次のレッスンでは必ず改善されていました。弱音を吐かずに、黙々と練習を積んでいて、大変な努力家だと感心していました。
これからピアノを勉強していく上で大変な事もあるかも知れませんが、今回のコンクール入賞を励みにして、是非頑張ってください。
本当におめでとうございました。
◎感染対策をしっかりされていて、無事全国大会が開かれた事に感謝いたします。