2017.05.19
17日は、東京芸術劇場へ
チョ・ソンジン ピアノリサイタルへ行ってまいりました。
2015年のショパンコンクールで優勝
ガラコンサートでは、若さ溢れるエネルギッシュな演奏を披露してくれました。
ちょっと弾き方が変わったというようなことは聞いていましたが、どう変わったのかまでは知りませんでした。
ドビュッシーとショパンのプログラムでした。
以下は感想です。
全体的に時間軸と遠近法の操り方が巧みで、計算しながら演奏している印象でした。
遥か昔ミケランジェリのドビュッシーが好きで、よく聴いておりましたが、(ディジェ・ラーンキも?記憶が曖昧です)
チョ・ソンジン氏のドビュッシーもとても心地よかったです。
時々故意に弾いている?と思える演奏箇所が見受けられました。これはショパンも同様でした。
ドビュッシーの子供の領分、ベルガマスク組曲、喜びの島、楽しかったです。
さて、ショパンですが、もしかしたらコンクールの時の演奏は優勝するために綿密に作り上げたものだったのですね(本人も言っていたような)、と思うくらいに今回は演奏が変わっていました。
あの誰にでも好感を持たれるような演奏に、変化が見られました。
これは、ショパンをコンクールの為に弾きすぎた反動なのでしょうか?今回、一番聴きたい部分が弱く処理されているのは、新鮮といえば新鮮でした。
コンクールの時の演奏の方が、個人的には好きです。そういう方多いのではと思います。
しかし、やはり技術が素晴らしいので、アンコールのリストのマゼッパでは思わずう〜んと唸ってしまいました。
3曲アンコールの後、もうアンコールは無いだろうと思っていましたら、ラ・カンパネラでした。
これには、客席が沸きました。
やはり生の演奏を聴くのは、とても勉強になります。行けて良かったです。
☆今日は暑いくらいだったので、レッスン室の窓などを掃除しました。
雪だるまをいつまで出しておくのか?と気にしてくれたMちゃん、ちゃんとしまいましたよ~。