2016.11.22
11月20日 美里町遺跡の森ピアノコンクール
S部門の可愛い演奏の後、小学5、6年生による
C部門が行われました。
当教室からC部門に、小学5年生の渋谷來未さんが出場されました。
結果は、優秀賞及び審査委員長賞でした。
おめでとうございました。
3年前に、ペダルを踏んだのに(ペダル使用の曲だったのに)ペダルが装着されていなかったという悲しい出来事が、このコンクールで起こってしまいました。そのショックから
「もう、このコンクールは出ない」
とまで言っていた來未ちゃんでしたが、3年という年月を経て見事に雪辱を果たしました。
「あの時、もし簡単に受賞していたら、今回の受賞はなかったかも知れません。」とお母さんが言われましたが、確かに受賞するということが大変なのを知っていたからこそ、今回の厳しいレッスンに耐えられたのだと思います。
厳しいといっても、OKがなかなか出ないという意味での厳しさです。
(簡単に良いねとか言わないので、大変だと思います。)
コンクール指導中は楽しいので、ピリピリしたり怒ったりのレッスンにはあまりならないと思います。
以前から書かせて頂いていますが、コンクールは結果が出るということが、あまり好きではありません。ただ、目標にはなりますので、ない方が良いわけでもないのです。難しいですね。
生徒さんが上達していくのを実感出来るのは、とても幸せな事です。
來未ちゃんは、性格はちょっと不思議なところがありますが、真面目に練習するタイプなので、安心して見ていられました。
コンクールの前日、難しい箇所がいつものように上手く弾けなかったのですが、
「明日になれば、大丈夫!」と笑っていました。
これは良い性格だと思いました。(笑)
とても細いお子さんなので、音量とか無理して弾いているように感じさせない演奏を心がけてもらいましたが、堂々と演奏出来たと思います。
これで、本人もご家族の皆さんもあの時の口惜しさからやっと解放されたのではないでしょうか。(溜飲が下がったことでしょう。)
私もやっと肩の荷が下りた思いです。
おめでとう☆