2020.10.28
昨日のレッスンでのこと。
小学生のMちゃんが、バーナムというテクニカルの練習曲を弾いていました。
この曲に取り組むのはこの日で2回目。 1回目でふれたテクニックについて、Mちゃんはきちんと取り組み、随分と自分のものにしていました。
「うん、これなら合格だね」私がそう思ったその時、Mちゃんが「もやっとする,,,」とつぶやきました。
私「え?もやっとするの?」
Mちゃん「うん、ここが何かもやっとする。」
言われて指さされた箇所は、左手の和音で、小指で弾く音が一度(隣の音へ)だけ移動するフレーズでした。
う~ん。テンポとリズムに乗ってきれいな音で弾けているし、音の粒も揃っているし、、、?
その後もテクニックや音質、リズム、と考えを巡らせるのですが、とうとうMちゃんの言う「もやっとする」原因を導き出せませんでした。
Mちゃん「もう一週弾いてくる」
私「!!」
こども達は新しい曲にチャレンジするのが楽しいものなので、自分から「この曲をまだ弾いて深めたい」ということは、普段のお稽古時は少ないです。
なので、ちょっと驚きつつ嬉しい気持ちになりました。
きっと「もっと上手に弾きたい。弾けるはず。」
という気持ちがあるからこその「もう一週」だったと思うのです。
考えれば考えた分だけ上手になれるよ!Mちゃん頑張れ!✨
8小節の練習曲だけど、私も改めて見直して次回を待ちます。