2019.09.01
ショパンの「マズルカ」を書く前に…
8月最終日の昨日、久しぶりにオーケストラとピアノコンチェルトのコンサートに行ってきました。
ソリストは牛田智大さん。今年20歳になるピアニストですが、皆さんご存知のとおり、デビュー後のキャリアが長いので、ステージ上でも貫禄十分❗
曲はプロコフィエフの3番。マエストロはプロコフィエフやファリャ、シベリウス等を得意とする井上道義さん。
牛田君は昨年の浜松国際ピアノコンクールでもファイナルはラフマニノフを選曲されてましたね。
昨日のプロコは、井上さんの軽やかで踊るようなステップのある指揮もあってか、とっても楽しんで弾いていて、あっという間に演奏が終わってしまいました…
冒頭の1楽章✨あんなにも華麗でキラキラしたパッセージが紡ぎ出せるなんて…若さ溢れるエネルギッシュな演奏で、聴いていてとても爽快感がありました。
アンコールは対称的に、ショパンのプレリュードのホ短調🎹。しっとりと何かを回想しながら演奏しているようにも見えて、会場がまた違う雰囲気に包まれました…
演奏後の拍手にも、共演のオーケストラのメンバーや観客に「自分はまだまだ修行の身。これからも謙虚な気持ちで勉強を続けていきます」
というような仕草や身振りが見えたのが印象的でした。あれだけのキャリアや昨年の浜松国際での日本人最高位入賞を持ってしても、謙虚な姿勢でこれからも周りに感謝しながら勉強を続けたい、という意志が感じられた牛田君のステージでした✨🎹
人間性や考え方が演奏にも表れる…私自身も謙虚でありたいし、生徒達にも同じように伝えていきたい、と思ったコンサートでした🎵
今日から9月…これから本格的な音楽シーズンの幕開けですね。楽しみなコンサートが目白押しで、自分の勉強にもモチベーションが上がります✨🎹
本物のステージは、その場を共有した人でしか味わえない、一期一会の出会いや感動があります。皆さんもぜひ、本物のステージに触れて一緒に感動を味わってみてくださいね✨🎵