2023.06.27
こんにちは♪
アラカンピアニスト高橋です。(笑)
写真は最近行った崎津集落(天草 世界遺産)です。道が狭いので観光バスは入れません。
とにかく遠いので車必須です…
***
さてコンサートでショパンを2曲弾かせて
頂きましたが,演奏後に
あんな長い曲(バラード2番です)とか
どうやって暗譜するのですか??
と、訊ねられてこられた同年代(多分)の
女性がいらっしゃいました。
覚えよう覚えようと、努力すればする程
訳分からなくなって心が折れてしまいます。
との事。
*バラード2番は長くないです…
せいぜい8分です。
お答え致します。
(えらそうに…!)(ノ*0*)ノ
ココの音はこれ、コッチの音はこれ、と
考えながら覚えようとすると
ドツボにハマります。
訳分からなくなります。
例えば 《りんご》を表現するとします。
り、ん、ご
と発声練習を何度しても
りは《り》 んは《ん》 ごは《ご》
実体のない文字のままで終わります。
初めの段階ではモチロン
り!ん!ご!と
しっかり発音練習を致しますが、
それよりも
《りんご》そのものの放つ香り、色、形など想像しながら
愛でる♡
これが大切です。(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧
私は小学〜中学生までは作曲もやってましたので、どういう風に曲を組み立てて行くのか、無意識に聴いてる所はあります。
時間に淘汰されずに残ったいわゆる名作は、必ず凡人が想定する枠から外れます。
収まっていては
次はこうなるな、と想像出来て
聴いてて飽きてしまうのです。
想定外の連続!ヽ(゚ο゚人))
なので私は練習していて
凄いなあ〜
こうくる?
素晴らしいな〜
と、感心しながら(笑)聴いています。
このハーモニーの素晴らしい事♡
この対旋律、天才すぎる!とか(笑)
分析マニアではないので
このハーモニーは何々の転回形で…とか
やりませんし、出来ません。
習いましたが忘れました。(汗)
そんなことより、この響きを聴いてごらん!
表現しないなんて、あり得ないでしょ!
絶対に世に出す!
…そんな感じです。苦笑
そもそもステージに立った時点で
記憶は消し去ります。
全てまっさらにして
真っ白画用紙の上に絵を描いていく、
そんなイメージでしょうか。
始まりの音くらいは考えてますかね…
リヒテルも晩年は譜面を置いて
演奏会してましたから
譜面があった方が音楽に没頭出来るのであれば、ソロも譜面置いて弾けば良いと思います。
エスカレーターで片側空けて立つ事が
習慣化していますが、両側使用を推奨されているので数年後にはそうなっているのではないでしょうか。((・∀・)
ピアノソロって暗譜。
恐怖する程過度なストレス。
それなら自信もって、堂々と譜面を譜面台に置いて良いと私は思います。
音楽に集中出来ないなんて本末転倒。
右側(もしくは左側)に立とう!(笑)
ファーストペンギンになろう!(笑)
素敵な練習時間を♡