2020.05.08
この子が花開くのをもう3日間も待っています。
もう開きそうなのに! 笑
一番花の開花を他の家族でなく、私が見届けようと、毎朝、毎昼、毎夕見ているのに、
相変わらず蕾のままです。
いつ開花するかは蕾が決める事であって、私じゃない。その時がくれば咲いてくれる。個々のペースがあるという事。
植物と暮らしていると自分本位の考えから軌道修正されっぱなしです。
人も同じ。素晴らしい花を皆さん最初からお持ちです。私の所にいらっしゃる生徒さんは、初めは戸惑われるかと思います。
戸惑って当然かもしれません。
そんな事言われたこと、初めてです。とか良く言われます。音の作り方、身体の使い方は基本なので、どのコースの生徒さんでも最初は基本から入ります。基本が一番大事。土台です。
私が最も大切に思ってお伝えしたいのはこの土台の部分です。ここをお伝えできる先生は少ないのです。私が最も苦労したのはここなんです。教えてもらえてなかったですから。本当に小さいうちから教えてもらっていれば‼
それからフレージング、ハーモニー、と
音楽作りに欠かせない枝葉を育てていくわけですが、文献での勉強や音楽体験を重ねていく事によってしっかりとご自身の足で歩いていけるんです。もちろん、茎がしっかり太くなるまでは私が支柱の役割を果たし、成長を助けます。
自分の音はこれ!と心の耳で聴いたものをご自身で表現する。花開く瞬間です♡
自分の音が分からない時は、まだ経験値が足りてないのです。もっと音楽のシャワーを浴びましょう。クラシックだけでなく、ミュージカルや映画音楽も良いですね。自分の琴線に響くもの、聴きたいと思う音楽をたっぷり聴きましょう。楽しんで!オーケストラ、良いですね♡
でも、花開く瞬間以前の、それまでの工程も楽しみながら体験していってほしいんです。
例えば、和声(ハーモニー)も弾くのに精いっぱいで、あまり皆さん体験(体感)していない。
和音1つを極上のショコラと思ってトコトン味わってみる。(鼻腔から香りを楽しむ、とショコラティエのピエール・マルコリーニもそうでなくてもデカい鼻の孔を更に大きくヒクヒクさせて言ってました。あんな感じです。体感する!笑)
その時その時の工程を大切に、慈しみながら自分だけの音楽を育てていきましょう!
繰り返しになりますが、皆さん一人1人が素晴らしい花を内側にお持ちです。これは間違いない。私はただワクワクしながら見守っているんです。
またクレマチスを見て来ますね♪