2019.02.20
バルトークの「子供のために」
ハンガリーの民謡や遊びを元にバルトークが作曲したものです。子供の手の事も考えオクターブの範囲内でほぼ収まります。一流のピアニストでもあったバルトーク。指に負担はかからず、活き活きとしたリズムの感性、そして右と左の声を良く聴くことへ弾き手を導く、相当に優れたピアノの導入本だと言えます。バッハのインヴェンションの前に勉強したいですね。
ピアノをこれから始めたいんです、と私の教室のドアを叩いて下さった大人の生徒さんは、
まず弾いてみたいご希望の曲がおありか、まずお尋ねする事にしています。(特定の曲がなくても大丈夫ですよ。)
だって一大決心をしてピアノを購入し、(娘さんのピアノがおうちに置いてあったケースもありますが)、教室を探してレッスンを受けたいなんて、それは相当の音楽的な感動を経験されたに違いないんです。その曲は何か、是非とも教えて頂きたい。そして共にあぁ、あの曲ですね!と膝を打ちたい。(笑)
*初めて我が家にいらっしゃる生徒さんは
お喋りがメインかと思われるくらい、お話を伺わせて頂いてます。ご希望を汲み取り、そこからレッスン内容を組み立てていくので、とても大切な時間です。体験は40分となっていますが、大抵オーバーしてしまいます。
生徒さんのご希望される曲は、最初からやるにはステップを何段も飛ばしてしまう事になり、相当なストレスが生徒さんにかかってしまいます。
そこで第1回目のレッスンはピアノのお話から座る場所、指から始まる身体の使い方、手首の猫歩き(?!)まで、行います。ピアノと沢山戯れて頂いて、ピアノに慣れて頂きます。イメージが膨らむように、ヒーリングミュージックのように、多彩なピアノの音色を体験して頂きます。
第2回目のレッスンも身体の使い方をもう少し踏み込んでお教え致します。楽譜の読み方も並行して行います。1か月もすると、皆さんプロのピアニストと見まごうばかりのプロフィール写真が撮れます!