2018.12.15
今日は、西梅田のトート音楽院で、英国王立音楽検定(ABRSM)指導者の会の定例会がありました。
関西では、この検定の受検指導が出来る先生(グレード取得済みの指導者)が少なく、検定の存在自体知らない先生方も少なくありません。
指導者の会の私達は、もっとこの検定の良さを知ってもらって、音楽を楽しみながら、個々の上達の励みにして貰いたいという思いから、自分の教室でのレッスンでの取り入れ方、検定前の受検対策等、情報交換をしています。
以下、少し長文になりますが、英国王立音楽検定(ABRSM)のご紹介をさせてもらいます。
この検定(略してAB検定)は、毎年世界で63万人以上がチャレンジする、世界最大規模の音楽検定です。
英国内はもとより、世界90ヶ国以上で毎年(日本では年に2回実施、英国より審査員が来日)実施されています。
検定の科目は、ピアノ、バイオリンをはじめとして、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、声楽等、色々な楽器で受検出来ます。
実技検定の内容は、①課題曲3曲、②スケールとアルペジオ等、③初見演奏、④オーラルテスト(聴音)
グレード1~8までレベルがあります。
日本では、沢山のコンクールがありますが、そのほとんどが課題曲や自由曲を演奏して、予選→本選→全国と他人と競争して順位を決めるものです。
このAB検定は、それらのコンクールとは違い、試験を通して音楽を楽しむ検定であり、音楽の総合力を評価する検定です。
成績表には、受検者への励ましや今後の指針となるコメントも書き添えられます。
音楽をはじめてわずか半年という人や、プロを目指す方まで、年齢、経験、国籍を問わず受検出来るのがAB検定の大きな特徴です。
もっと詳しく知りたい方は、↓
公益財団法人 かけはし芸術文化振興財団
英国王立音楽検定(ABRSM) 日本代表事務局
「URL」www.kakehashi-foundation.jp/