2024.04.06
今日は、一部の生徒さんのソルフェージュ集中講座を行いました。
ソルフェージュは、普段のレッスンでも行っていますが、集中講座では、時間をかけて、じっくり行うので、普段とは違うこともお勉強しています。
今日は、大譜表の曲の聴音と移調、ト音記号からヘ音記号の書き換え、和声、展開形を行いました。
大譜表の聴音は、徹底的に一拍目見つけ。ト音記号の一拍目の音がわかったら、間の音は、あとに回して、今度はヘ音記号の一拍目見つけ。
とにかく一拍目の音がどういう音かを聞き取ります。ト音記号とヘ音記号、それぞれに集中して聞いたり、同時に聞いたり、色々な聞き方をしていくうちに、聞き方もだんだんと上手になってきますよ。
一拍目の音をきちんと書き込むことができると、間の音は、さらさらと書けるようになってくるので、初めは全部書いてしまいたいのをグッと我慢して、一拍目の音だけを書く→間の音を書くという順番で行います。
この方法で、拍の把握、リズムの把握をじっくり考えられるようにと導いていきます。
これができると、この大譜表の曲を使って、移調や、弾き歌いや、二重唱ができるので、色々に展開しながら学んでいます。
和声は、主要三和音について、理論も大切なのですが、これが実践で弾けると良いですね。
展開形をピアノの鍵盤の低い音から高い音までたくさんの音を使ってブロックコードや、分散和音にして特訓をしました。
これをやることで、普段弾く曲で出てくる伴奏や、メロディから、和声を感じたり、和製の仕組みも理解する練習にもなっています。
頭の中に浮かんだ音が、脳から指先に伝えられ、自由に自分の考えた伴奏が弾けるとどんなに楽しいことでしょう。
ピアノがもっともっと好きになるのではないかな、と思います。