発表の場で間違えることについて・・・ part 1
2013.01.23
こんにちは!今日は発表会を終え、「間違えたから残念だ、失敗だった」という人やそれを聞いてがっかりしている保護者の方へのメッセージを書きたいと思います! 発表会で、できればミスタッチをしないで弾きたい!と皆さん思っていらっしゃいますよね。でも、そればかりを気にしすぎていませんか?楽譜通り完璧に弾けたとしても、演奏の内容が充実していなければ、その演奏は成功とは言えないと思います。 音楽的な演奏ができれば聴衆の耳にはそのすばらしさが印象に残り、2~3回のミスは些細なことのように感じます。人の気持ちを動かしたり、癒したりする音楽を奏でられたら、それはミスに拘わらず成功したと言えるのではないでしょうか? それでは具体的に、どのような演奏が音楽的なのでしょう。 それは、その曲に合ったテンポ、リズム感、拍子感、美しい音色やタッチ、色彩感、デュナーミク(強弱)、アゴーギク(微妙なテンポの変化で音楽をより生き生きさせる)、アーティキュレーション、(レガート、スタッカート、テヌートの質)、全体のまとまり感、そして、(これが1番大事!)1つ1つの音を、心を込めて弾いていく・・・このようなことが混然一体となり、音楽的な演奏が生まれるのです。 ハァ~ こんなに考えなくてはいけないの!?と思った方もいると思いますが、これが音楽の醍醐味!考えられた音楽は人の心を動かす力がありますよ!ミスにめげず、また頑張ってくださいね! そして保護者の方にお願いです。ミスしたかどうかではなく、演奏の内容を聴いてあげてくださいね。 part 2に続きます・・・