2019.04.09
3月31日にレッスン室でクラスコンサートを開催しました。いつもは午前午後の2回に分けて行いますが、今年は部活の本番などで参加できない生徒さんも多かったので、1回にまとめました。観客も含め32名をレッスン室に詰め込んだ状態となりました。
幼稚園の生徒さんも、その下の小さい弟さんまで、特に注意もしなかったのですが皆さんとても静かに聴いてくれて感心しました。
1曲が8小節程度の曲を弾く初心者の生徒さんには、4曲弾いてもらいました。名前と演奏する曲名も自分で紹介してもらいました。これだけでも、初めての生徒さんにとっては大仕事です。ましてや、30人越えの前で4曲弾く、しかも中にはお家では小さなキーボードで練習している生徒さんもいて・・・。(お父様、早く楽器を用意してあげてくださいませ・・・。)
その他の生徒さんも2曲ずつ演奏しました。2週間後にピティナのステップを控えている生徒さんは、そのリハーサルも兼ねています。
一応コンサートの形式を取っているので、その場でアドバイスはしませんが、この時の印象を後日残り2回のレッスンでフィードバックします。
実は、春休み中なので、コンサート直前の週は私も旅行に出かけたりして木曜日以外のレッスンはお休みでした。最後のレッスンからコンサートまで2週間近く自力で曲の仕上げをしなくてはならなかったのです。生徒さんにとっては不親切だったのですが・・・おかげで、それぞれの生徒さんの自立(上手くいっていないところを自力で改善できるか)と、自律(レッスンが空いても練習を怠らなかったか)の力をみることができたように思いました。
レッスンがお休みになったときの「自律と自立」これは、なかなか難しいことです。「自律」がなくては「自立」もできないわけですよね。
生徒さんたちの「音楽を楽しむ気持ち」も大切にしながら、まずは「自律」の心も育てていけたらなと思います。
(追記)
今日のレッスンに来たピカピカの1年生さん(レッスン歴は2年目に入ったばかり)のママが、
「この間のクラスコンサートの最後に弾いた中学3年生の子の演奏、感動して涙が出てしまった。」
とおっしゃっていました。
その中3生徒さんは、3週間前までは受験生でしたから、クラスコンサートの3日前のレッスンではまだ仕上がりはおぼつかず、この状態で人前で弾くのは気の毒だなと思っていました。
でも、2週間後にはステップで弾くので、頑張って弾いてもらったのですが、当日の演奏には実は私も感動していました。
当日他のお母様にも
「〇〇さんの演奏がすごく良かったので、うちの子にもピアノを長く続けて欲しい・・」
とおっしゃっていただいていました。
今日のレッスンでも、感動的な演奏をしてくれました。ステップでも伝えたいことがしっかり伝わる演奏ができますように・・・。