2024.11.14
イタリア留学時代にイタリア人の声楽教師が自分は腕1本ですべての演技が可能であると述べていたことをしばしば思い出すニャ。つまり、音楽家は音で、音色で、響きですべてを表現することが大切ということだと思うニャ。例えば、ピアニストで体を激しく動かして演奏する人物をしばしば見かけるニャ。正直その人の音楽を聴きたいのであってダンスみたいなものを見たいわけではない…それと同時にその人は自分の音や音色に自信がないのかなとも思うニャ。体をオーバーに揺さぶったり、頭を激しくふったりするようなピアニストには嫌悪感を抱くし、好感を持つことが難しいと感じるニャ。
形から入るという場合もあるかもしれないが、音楽の本質的なものを蔑ろにしてしまって本当に形だけで終わるように思う今日此の頃ニャ。