2015.07.26
夏休みに入りました。
2週間前は台風で、電車がストップして困りましたよね。うちも長女が大阪のコンサートを終え、帰宅途中に電車が止まってしまいました。、なんとか私鉄で京都にたどり着いた後、深夜京都まで車で迎えに行きました。
自然には太刀打ちできませんね。もっと自然と仲良く、寄り添っていかないと、いけませんね。
フランスの作曲家でセヴラック(1872~1921)という人がいます。この人は多くの作曲家がパリで活躍する中、田舎町のラングドックで作曲活動をします。
アカデミックな都市を嫌い、自然にこそ音楽の原点があり、自然に習うべきだと説いた人です。
彼の作曲方法は農作業をしながら、何かを感じたら長靴のまま、教会のオルガンに向かい、即興で曲を作りました。記譜する必要を感じていなかったので、作品は少ししか残っていません。
彼の作品のタイトルは≪大地の歌≫≪ラングドックにて≫など土着的なものがほとんどです。
とても素敵な曲ですよ。
ドビュッシーは「良い香りのする音楽」と好意的に評価していました。
お薦めとして≪沐浴する娘たち≫は、ラヴェルの≪水の戯れ≫と似た雰囲気です。
≪ヴァカンスにて≫は小曲集でブルグレベルで弾ける曲集です。
「自然界は芸術であふれている」ということを感じさせる作曲家なのです。
ぜひ、ユーチューブなどで聴いてみてください。
エアコンを消し、外の風を感じながら、聴いてもらいたいです。