2015.04.03
4月2日 ボリビア現代音楽峰・ケーナの巨匠
マルセロ・ペーニャ来日公演に行ってきました。
場所は大津市伝統芸能会館能楽ホールです。
南米の音楽はラテン的な明るいリズミカルな賑やかな音楽というイメージでしたが、今回の音楽はちょっと違いました。
白いスリッパを履いた(能楽堂は足袋が必須だそうです)3人の演奏者が静かに長い廊下を歩いてきました。
楽器はケーナとチャランゴという金属的な音色のウクレレみたいな大きさの弦、そしてギター&ボーカルです。
ケーナを演奏したマルセロさんはマエストロと呼ばれているほどの有名人だそうです。
音楽は旋律がとても美しい調べで、それにつくギターのハーモニーはクラシック音楽でいえばロマン期以降の半音階のハーモニーが耳に心地よかったです。またチャランゴはギターとハーモニーを作ったり、ケナーの旋律にオブリガード的な旋律を奏でたり、耳が離せない演奏でした。
土着的なフォークロールと言えるのか、わかりませんが、解説ではボリビアであった軍事政権の悲劇が曲になっているものがありました。
また世界で1ばん大きなチチカカ湖(琵琶湖の16倍だそうです)の曲では、自然の大きさ、厳しさ、尊さを表現されていました。パーカッションとしての風の音も、面白い演出でした。
異文化交流できた瞬間でした。
コンサートには友人のRちゃんと行きました。帰りは三井寺の夜桜のライトアップもみてきました。すごくきれいでした。
日本の美しさも再確認できました。