2015.02.15
毎週、R君は時間ぴったりにレッスンに来ています。春休み中は、OH小学校のボランティアに行っているそうです
小学校の先生になりたいんだね。
私にできることは、精一杯教えさせてもらいますね。
さて、R君はなぜ頭痛に?
それには、理由があるのです。
ここ近年、シニアのピアノレッスンを進めるあたり、「手のしくみと脳」について、調べると、おもしろいことが分りました。
人差し指の曲げ伸ばし運動をすると、脳の運動野の血液量は30パーセント増えるそうです。
その時に頭痛は起こっているのです。
音符を見る視覚に関する神経細胞と指を動かす神経細胞との結びつきが、繰り返し練習により、連結されるときに頭痛は、おこるようです。
R君の頭痛は、繰り返しの練習により、今までなかった神経連結シナプスが生まれた結果なのでした。
よかったね。R君。シナプスが増えたよ。
また考えながらピアノを弾くなどの指を動かす時は、前頭前野の血流量がアップするそうです。
前頭前野は認知機能に作用するので、血液量がアップすると、認知症予防に効果があると医学的に認められています。
ピアノを楽しく練習して、その成果として好きな曲弾けるようになり、弾けた喜びだけで十分幸せなのに、さらに、「認知症の予防効果」というおまけまでついてきます。
ピアノの力、可能性はすごいです。
R君のレッスンはまだまだ続きますが、ご報告はここでいったんおしまいにしますね。